アストロアルケミー第3話

🌈太陽と月と海王星がＴスクエア

ふたご座満月

12月の満月はふたご座満月ですが、この日は太陽と月と海王星がホロスコープ上でＴスクエアという厳しい角度をつくるので、感情が激しくゆさぶられて不安定になる人が増えると思います。

しかし、この厳しい惑星の角度は、うまく使っていけば素晴らしくよい方向へと変わる可能性があります。この満月は自分の意志と感情との間に葛藤がうまれやすく、イライラして爆発しやすくなるのですが、そもそも葛藤が起こる原因というのは、潜在意識と顕在意識のコミュニケーションが自分の中でうまくいってないことにあります。

自分の「こうしたい」という顕在的な欲求と、「こうしたらすべてはうまくいく」という潜在的、本質的なアドバイスがかみあってないときに葛藤します。

これを恋愛にたとえて説明すると、潜在的なレベル、直観的には「この人と付き合うと自分はボロボロになって不幸になる」とわかっているのに、顕在的な感情レベルの自分が「不幸になってもこの人が好きで、どうしようもなくて離れられない」という感じなのです。わかっているけど、やめられないといった、心の葛藤が12日の満月には表面化されやすくなります。

海王星と深層心理

海王星という深層心理を象徴する惑星が関わってきますから、この作用をうまく使うと葛藤が最終的に良い結果をうみだすこともできますが、問題そのものを直視できない人は眠くなる、心や頭が疲れて寝込むこともあります。

しかし、せっかく良い方向へと切り替えるチャンスですから、できるだけ努力して問題に直面して良い流れにしていくか、たとえ眠ってもエネルギーレベルで良い流れになるように、エネルギーを扱うプロに切り替えてもらうとよいです。

とくに、やぎ座に惑星が集まっている現在は、物質次元、お金や仕事に関わる葛藤、たとえば大金を手にしたいのに、お金を稼ぐことに対する罪悪感や出世したいけど、同僚を出し抜けないという葛藤などが表面化しやすくなりますから、この作用を有効活用できれば、この満月の日は最高の開運日になります。

満月の葛藤レベル

どちらかといえば、普段、良い人でいることに美徳を感じる人、良い人になりきって過ごしている人ほど、12日の満月の葛藤レベルとイライラは高くなります。先月までに感情レベル溜まっているものがある人や、ネガティブエネルギーの浪費や停滞をして、内側が混乱している人も感情が爆発しやすいです。

ただ、普段から潜在意識の考えと顕在意識の考えが一致して過ごせるタイプの人は、他人がどう思おうと自分の心に正直に生きているので、葛藤とは無縁ですからこの満月のネガティブな影響はないですから、さらに飛躍するためにこの満月のパワーを活用していくとよいです。

あなたの目的が美徳や人から良い人だと思われることなのか、それとも仕事の成功や金運アップなのか、この目的が違うとこの満月のパワーの使いかたは変わってきますので、そういったことも12日まで自分のなかではっきりさせていけるとよいです。

善悪で考えた判断ではなく、正直な自分の気持ちに向きあっていくことで、開運レベルもパワーもアップします。迷いが多い人は、余計な思考が増えてしまい、シンプルで正直な自分の感性がかなり鈍くなってきていますから、余計な考えをそぎおとしてスッキリしないと、無意識でエネルギー浪費をし続けて運気もパワーも下げていきます。