典座大阿闍梨義真直伝!稲荷明神へのお供え物『しもつかれ』

義真先生直伝のしもつかれレシピ

「しもつかれ」は初午に、わらをたばねて作った「わらづと」に入れて、赤飯といっしょに稲荷神社(いなりじんじゃ)にそなえる行事食です。

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栃木県の郷土料理「しもつかれ」の作り方

節分の後に余った大豆や鮭の頭、野菜を使って作られ、余った食材を無駄なく活かした一品です。

【材料】(4〜6人分)

  • 鮭の頭(または切り身)……1尾分
  • 大豆(水煮または節分の炒り豆)……1カップ
  • 大根……1/2本(約300g)
  • にんじん……1/2本(約100g)
  • 油揚げ……1枚
  • 酒粕……100g
  • 味噌……大さじ2
  • 醤油……小さじ1
  • 水……適量

【作り方】

  1. 鮭の頭の下処理

    • 鮭の頭を流水で洗い、血や汚れをしっかり取り除きます。
    • 大きめの鍋に湯を沸かし、鮭の頭をさっと湯通しして臭みを取ります。その後、水で冷やして粗熱を取り、骨や皮を取り除き、身をほぐします。

  2. 野菜の下ごしらえ

    • 大根とにんじんを皮付きのまますりおろします。
    • 油揚げは熱湯をかけて油抜きをし、細切りにします。

  3. 鍋で煮る

    • 大きな鍋に大根とにんじんのすりおろし、水を適量加えて中火にかけます。
    • 煮立ったら、鮭のほぐし身、大豆、油揚げを加えます。

  4. 酒粕を加える

    • 酒粕を細かくちぎって鍋に加え、溶かすように混ぜます。
    • 味を見ながら味噌を少しずつ加え、全体の味を調整します。必要に応じて醤油を少量加えて香りをプラスします。

  5. 煮込み

    • 弱火で約20〜30分間煮込み、全体が馴染んでとろみがついたら完成です。

【調理のポイント】

  • 酒粕の量はお好みで調整してください。まろやかな風味が好きな場合は多めに、さっぱりと仕上げたい場合は少なめにすると良いでしょう。

  • 作りたてよりも、1日置いて味が馴染むとさらに美味しくなります。

「しもつかれ」はご飯のおかずとしてだけでなく、そのまま温かい汁物としても楽しめます。栃木の伝統の味をぜひご家庭でお試しください!

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